時価総額(普通株式ベース)
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世界企業 日本の立ち位置(4)時価総額、米中独ITが躍進

2017/9/6 22:28
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21世紀に躍進した世界企業はどこか。20世紀末と現在の比較で、日米独中の時価総額上位企業の顔ぶれ変化を眺めてみると、3つの点が浮き彫りになる。米国のダイナミズム、中国の勃興、そして日本の停滞だ。

足元では北朝鮮発の地政学リスクにさらされる世界の株式市場だが、時価総額の合計は77兆ドル(8400兆円、6月末時点)程度と過去最高水準にある。けん引役が最大の米国市場。ニューヨーク証券取引所(約20兆ドル)とナスダック市場(9兆ドル)の合計で世界の約4割を占める。

1989年のバブル時に世界最大とされた東京株式市場は、今や米2市場に次ぐ3位の存在。2012年後半からのアベノミクス相場でやや盛り返したとはいえ、21世紀の足取りは重い。株価指数の比較でも前世紀末比4割高程度で、2.6倍のナスダックは無論、9割高のドイツと比べても見劣りする。

勢いの差は顔ぶれの違いに明らかだ。トヨタ自動車NTTNTTドコモ――。日本の上位は今も昔もこの常連3社が占める。だが、日本トップのトヨタをもってしても、世界の時価総額ランキングでは40位程度の存在だ。

世界最大の企業といえば米アップル。時価総額はトヨタの4倍以上、日本のトップ10を合わせた額に匹敵する。今世紀に入り、150倍以上に急成長した。

米のトップ5は全て入れ替わった。資源や製造業といった重厚長大型をIT(情報技術)企業が取って代わった構図が鮮明に見て取れる。フェイスブックは設立自体が今世紀(04年)。そこからわずか8年で上場し、さらに上場後に時価総額は膨張。動画配信のネットフリックスなどと共に頭文字をとって「FANG」と称される米テック企業の勢いを象徴する。

アップルのスマートフォンやアマゾンの電子商取引など、革新的な商品・サービスが生み出す独占的な利益に加え、豊富な手元資金を武器にしてのM&A(合併・買収)も、世界トップ企業の得意技だ。

中国のネットサービス2大巨頭、アリババ集団と騰訊控股(テンセント)の勃興も目覚ましい。アリババのフリーキャッシュフローは1兆円規模。積極的に買収を繰り返して成長し、時価総額は今や、いずれもトヨタの2倍超の存在だ。

米中ほどではないが、欧州市場でも新陳代謝がうかがえる。独市場の時価総額トップ、SAPは政府が提唱する「インダストリー4.0」の先兵として、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」をソフト面で支え、躍進した。

翻って日本では、4位のソフトバンクグループの孤軍奮闘ぶりが目立つ。次代を担うIT企業が少ないことが上値の重い株価につながっている。(おわり)

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