MMF購入受け付け 国内11社すべて停止

2016/2/5 11:18
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野村アセットマネジメントは5日、短期国債などで運用するMMF(マネー・マネージメント・ファンド)について、新たな購入の受け付けを停止すると発表した。日銀のマイナス金利の導入で債券市場の利回りが低下し、安定した運用ができなくなったためだ。これでMMFを運用する国内11社すべてで事実上、購入できなくなった。

野村アセットは9日からMMFの購入受け付けを停止する。ただし解約はできる。老後に備えて運用する確定拠出年金を通した場合は、継続して購入できる。

MMFは短期国債やコマーシャルペーパー(CP)など、償還までの期間が主に1年未満の債券で運用する。近年は短期金融市場の利回り低下で運用難に陥り、残高は漸減傾向にあった。1月末の残高は約1.6兆円。

足元の運用利回りは年0.03%前後。日銀のマイナス金利導入で短期国債利回りのマイナス幅が拡大し、運用益を確保するのは難しくなっている。元本割れのリスクが高まるなど新規の運用が不可能な状況になれば、預かった資金を投資家に返す償還手続きに入る可能性もある。

国内11社のうちT&Dアセットマネジメントは、正式には購入受け付けを停止していない。ただ運用するMMFを4月に償還する手続きに入っており、その後は運用を取りやめる見通しだ。

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