任天堂、4~12月の純利益32%減 為替差益が減少 - 日本経済新聞
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任天堂、4~12月の純利益32%減 為替差益が減少

任天堂が2日発表した2015年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%減の405億円になった。為替差益が前年同期に比べて大幅に減ったことが主因。携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売は伸び悩む中、広告宣伝費などの削減を進め、営業利益は34%増の424億円を確保した。

売上高は4%減の4256億円。据え置き型ゲーム機「Wii U」は新規タイトル「スプラトゥーン」が400万本超のヒットになるなど堅調だったが、携帯機の苦戦を補えなかった。

16年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比4%増の5700億円、営業利益は約2倍の500億円、純利益は16%減の350億円を見込んでいる。経常利益と純利益は、15年4~12月期の段階で既に通期の予想値を超えているが為替動向などを慎重に見ているという。

記者会見した君島達己社長は3DSの苦戦について、前期に投入したポケットモンスターのような大型タイトルが今期はないため「第3四半期までの結果は予想通り」と強調。「売り上げが減っても営業利益(の水準)は確実に上がってきている」という。

今年発表予定の新型ゲーム機「NX」については、「発表は今年のそれほど遅くない時期」とだけ述べ、中身等の具体的な言及は避けた。

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