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三菱重工業が2日発表した2016年4~12月期の連結決算は最終損益が112億円の赤字(前年同期は533億円の黒字)だった。同期間の最終赤字は04年3月期に四半期決算の公表を始めてから初めて。航空機関連が振るわず採算が大幅に悪化した。昨秋までの円高も収益を押し下げた。
売上高は5%減の2兆6942億円、営業利益は63%減の684億円だった。うち交通・輸送部門は前年同期の445億円の黒字から283億円の赤字となった。航空機関連では米ボーイングなど完成機メーカーの減産に伴い販売が落ち込んだ。MRJ関連の費用が100億円ほど膨らんだ。
このほか液化天然ガス(LNG)船事業の損益が悪化。製鉄機械やコンプレッサー(圧縮機)の売り上げも減った。
17年3月期通期は純利益で1000億円となる従来予想を据え置いた。前期に多額の特別損失を計上した大型客船事業の損失が減り、足元の円安効果も出る。ただ米国の原発事故に絡み米電力会社などから約7000億円の損害賠償請求を受けており、年度内にも出る仲裁結果次第では予想が変わる可能性がある。