2018年12月11日(火)

短期国債、再びマイナス金利 最高落札利回りは初

2014/10/30付
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財務省が30日実施した短期国債(3カ月物)の入札で、発行した短期国債の全額で購入額が償還額を上回る「マイナス金利」が生じた。日銀による大量の国債買い入れで全体的に金利が押し下げられ、国が利息を受け取って借金できる異例の状態が続いている。財務省が個人向けの2年物国債の募集を停止するなど、マイナス金利の影響は徐々に広がりつつある。

30日の入札では最高落札利回りがマイナス0.0018%と、初のマイナスとなった。最高落札利回りがマイナスの状態では、利回りゼロで応札しても落札できない。

平均落札利回りはマイナス0.0041%と2回連続のマイナスとなり、前回(23日、マイナス0.0037%)からマイナス幅が広がった。財務省はこの分だけ民間金融機関から利息を受け取って借金できる。

日銀は大規模な金融緩和の一環として、短期国債をマイナス金利でも買い入れている。より高値で日銀に売ることを見越してマイナス利回りで落札した金融機関が多いとの指摘もある。

マイナス利回りの影響は個人向け国債にも波及している。財務省は31日から予定していた個人向け新型窓口販売の2年物国債の募集をとりやめた。募集停止は1年7カ月ぶり。金利の全体的な低下を受けて投資妙味が低下し、需要が集まらないと判断した。

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