2019年8月23日(金)

銀行預金16年末6.1%増、過去最高 大企業資金の滞留

2017/1/11 20:45
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銀行預金が増え続けている。全国銀行協会は11日、手形と小切手を除いた実質預金が2016年12月末に前年同月比6.1%増え過去最高の伸びになったと発表した。大企業などがマイナス金利に陥った国債を持てなくなり、手元資金を預金に滞留させているのが主因とみられる。一方で地方では預金が流出しており、預金の都市集中が鮮明になっている。

全国116行の12月末の残高は694兆円。増加率はITバブル崩壊後の02年3月末につけた6.0%を初めて上回った。大企業の顧客が多いメガバンクなど都市銀行(5行)で9.5%増えた。運用会社などの資産を預かる信託銀行(4行)でも9.9%増えた。

全国銀行の貸出金は478兆円で2.3%増だった。伸び率は近年ほぼ横ばいで推移している。都市銀は貸出金が前年同月比0.4%減。6カ月連続のマイナスだった。

日銀がまとめる都道府県別の預金統計によると、預金の伸びは東京都や大阪府など大都市が突出している。一方、直近の16年11月末では和歌山、奈良、岩手、島根、徳島、愛媛の6県で預金が減少に転じた。若い世代が都市に集中しており、地方の企業オーナーなどが抱える資金も相続などの際に都市部に流れてしまう。地方の金融機関は地元の顧客資金のつなぎ留めが中長期的な課題となっている。

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