日銀・佐藤委員、異次元緩和に疑義? 持続性を憂慮

2015/6/10付
保存
共有
印刷
その他

日銀の佐藤健裕審議委員は10日、甲府市内で記者会見し、現状の金融緩和を「継続することが当然だと予断を持たずに、毎回の金融政策決定会合に臨む」と述べた。金融緩和の効果が弱まっているほか、国債を年80兆円買い増し続けることは難しいと指摘した。

佐藤委員は日銀が国債を買い続けても「これまでと同じようなペースで金利は下がりづらくなる」との見方を示した。現状の緩和が続けば、将来日銀が希望する金額の国債を買えない可能性も指摘し、その場合には「経済情勢などを踏まえて最適な政策を取捨選択する」と述べた。

佐藤委員はモルガン・スタンレーMUFG証券チーフエコノミストを経て2012年に審議委員に就いた。今年5月の金融政策決定会合では現状の金融緩和に賛成した。昨年10月末の金融政策決定会合では追加金融緩和に反対している。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]