日銀総裁「賃上げ、成長に不可欠」 連合の新年交歓会

2016/1/5 19:35 (2016/1/5 22:37更新)
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日銀の黒田東彦総裁は5日、連合(神津里季生会長)の新年交歓会であいさつし「賃金の上昇は日本経済の持続的な成長のために不可欠」と語った。20年ぶり低水準の失業率や、過去最高水準の企業収益などの例を挙げて「労働者側に強い追い風が吹いている」として、今後本格化する春季労使交渉で賃上げが実現することに期待感を示した。

黒田総裁が連合の新年交歓会に出席するのは2015年に続いて2回目。昨年は黒田総裁は壇上であいさつすることがなく、初めての交歓会への出席が様々な臆測を生んだ。このため「今年は疑問符が付かない形で(賃上げへの思いを)認めていただけるよう、分かりやすく伝えたい」と話す場面もあった。

日銀が進める異次元金融緩和に関しては「必要と判断すれば、さらに思い切った対応をする用意がある」と述べた。日銀は目標として掲げる2%の物価上昇を達成するためには、賃金の上昇が不可欠とみている。

黒田総裁は5日夜、NHK番組で資源価格の急落で悪影響を受けている資源国の動向を注視する姿勢を示した。なかでも「ブラジル、ロシア、中東の一部の国、南アフリカ等はマイナス成長やゼロ成長になっている」と指摘し、これらの国が世界経済に与える影響について懸念を示した。

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