「金融ニッポン」シンポ開幕 「未知への挑戦」テーマ

2016/10/3 14:06
保存
共有
印刷
その他

日本再生に向けた金融のあり方を探るプロジェクト「金融ニッポン」のトップ・シンポジウム「未知への挑戦」(主催・日本経済新聞社)が3日午後、東京・大手町の日経ホールで始まった。日銀のマイナス金利政策や英国の欧州連合(EU)離脱決定など世界経済・金融情勢が不透明さを増すなか、大手金融機関の首脳が自社の成長戦略や金融業界の未来を語る。

みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は講演で、金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックについて「消費者のニーズに企業が合わせた商品を提供する『CtoB』がこれからのキーワードになる」と指摘。フィンテックは異業種から金融ビジネスへの参入も促し、競争も激しくなるが「フィンテックの流れを環境の変化と捉えず、自ら変化を創っていくという覚悟が必要だ」と話した。

佐藤氏に続き、野村ホールディングスの永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)、三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長、大和証券グループ本社の日比野隆司社長、三井住友銀行の国部毅頭取が講演する。

シンポジウムの冒頭挨拶で、日経の岡田直敏社長は英国のEU離脱やマイナス金利の導入など経営環境が激変していると指摘。「日本の金融機関が大きな変化にどう対応するかが課題になる」との認識を示した。

日本経済の再生には、経済の血液である金融部門の強化が欠かせない。日本経済新聞社はこうした観点から「ニッポン金融力会議」を立ち上げ、本紙やグループメディアを通じて、提言や情報を発信していくほか、金融機関トップらを招くシンポジウムや個人向けセミナーを開催している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]