中国バブルの真実 世界が震えた上海株急落
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「売りたくても売れないじゃないか。この野郎」。遼寧省大連市。7月10日、銀河証券の支店内に劉広坤さん(60)の怒声が響いた。購入した銘柄は3週間近くも売買停止。老後の資金にと退職金など約20万元(約400万円)を株式投資につぎ込んだが、現在は購入時の半分以下に目減りしている。
異例の「延命措置」
乱高下を繰り返す中国株。6月中旬にピークをつけた上海総合指数はその後3週間で3割も下がった。本土市場に上場する企業の約半数...
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