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鉱工業生産、8月も横ばいの公算

経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数は前月と比べて横ばいだった。メーカーへの聞き取りでまとめた製造工業生産予測調査によると8月は前月比4.1%上昇だが、実績は横ばいになる公算が大きい。企業の設備の導入計画によっては、機械類の生産が先送りされるためだ。

予測調査で伸びが大きいのは情報通信機械(28.4%上昇)、電子部品・デバイス(8.2%上昇)、汎用・生産用・業務用機械(7.9%上昇)だ。企業の設備更新の需要が見込めるほか、電子部品ではスマートフォン(スマホ)向けの部品が上向く見通しだ。

ただ予測調査と実績値の前月比増減率をみると、実績値は予測より下ぶれする傾向がある。機械類は納入延期が生じる場合が多いからだ。こうした傾向を踏まえた経産省の試算では、8月は0.1%上昇にとどまる。

注目されるのは電子部品の動向だ。海外のスマホ需要の減速などで苦戦していたが、6月以降は前月比1%台の伸びを維持。SMBC日興証券の渡辺浩志シニアエコノミストは「スマートフォンの大容量化が進み、高性能な電子部品の需要は今後高まる」と分析する。米アップルが9月にも発売するとみられる新型「iPhone(アイフォーン)」も好材料だが、海外部品メーカーとの競争は激しく、恩恵は限定的との見方もある。

懸念材料だった円高の影響は「特に見られていない」(経産省)。在庫の圧縮も進んでいる。出荷が増えたことで7月の在庫指数は3カ月ぶりに低下した。

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