橋下氏、国政進出に足場 「おおさか維新」結党

2015/10/31 20:43
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橋下徹大阪市長らは31日、市内で「おおさか維新の会」の結党大会を開いた。暫定的に代表に就いた橋下氏は大会後の記者会見で、5年以内の衆院過半数をめざす考えを示し、政権獲得に意欲を表明した。12月18日の市長任期での政界引退を表明しているが、新党は国政進出の足場づくりとの見方がある。

おおさか維新の会の結党大会後、記者会見する(左から)松井一郎大阪府知事、橋下徹大阪市長、吉村洋文氏(31日、大阪市浪速区)

橋下氏は31日の記者会見で「6人の大阪府議でスタートし、5年でここまできた。今までの走りを緩めなければ、5年後に衆院で過半数をとれる」と強調した。そのうえで「(5年後に)何をやっているかは約束しない。ありとあらゆる可能性がある」と述べ、政界復帰に含みを残した。

新党に参加する国会議員は19人。代表に橋下氏、幹事長に松井一郎大阪府知事、政調会長は大阪市長選に出馬予定の吉村洋文前衆院議員を選んだ。

綱領は「大阪都構想」実現など地方分権を前面に出す一方、首相公選制や一院制実現のための憲法改正も掲げた。記者会見で橋下氏は来夏の参院選を念頭に「ぶれずに改革を真剣にやればいい」と力説した。

この時期の結党は大阪府知事・市長のダブル選(11月22日投開票)の勝利につなげる狙いだ。ダブル選は新党の行く末を占うだけに「1つでも負ければ、国政でも埋没する」(関係者)と危機感を抱く。

おおさか維新は民主党などと一線を画し、政権とも政策に応じて協力する「第三極」の立ち位置をとる方針。松井氏は28日、菅義偉官房長官と官邸で会い「大阪のためなら政権との協力はいとわない」と伝達。橋下氏は31日、「反対ばかりの野党では政権がとれない」と語った。

官邸側はダブル選で対決姿勢をとるが、菅氏は周辺に「橋下、松井両氏は覚悟を持っている」と漏らす。安倍晋三首相は「橋下徹という政治家を放っておきたくない」と将来の連携に意欲をにじませる。

おおさか維新の会に合流する国会議員は次の通り。カッコ内の数字は当選回数。敬称略。

【衆院】谷畑孝(7)、松浪健太(5)、下地幹郎(5)、井上英孝(2)、馬場伸幸(2)、遠藤敬(2)、丸山穂高(2)、足立康史(2)、伊東信久(2)、浦野靖人(2)、木下智彦(2)、椎木保(2)、河野正美(2)

【参院】片山虎之助(4)、室井邦彦(2)(結党大会は欠席)、東徹(1)、清水貴之(1)、儀間光男(1)、藤巻健史(1)

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