鉱工業生産、7~9月1.3%低下 在庫調整進み回復の兆しも

2015/10/30 0:41
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経済産業省が29日発表した7~9月期の鉱工業生産指数(2010年=100)速報値は前期に比べ1.3%低下し、2四半期連続のマイナスとなった。海外経済の減速や国内消費のもたつきが響いた。ただ9月は電子部品や自動車部品の生産が回復し前月比1.0%上昇した。在庫調整が進むなど生産には回復の兆しもある。

7~9月期の指数は97.0と、13年4~6月期(96.1)以来の低水準となった。四半期でみると中国経済減速の影響を受けた形だ。

工場の生産設備や建設機械など汎用・生産用・業務用機械は前期比4.6%低下と2期続けて下がった。中国で組み立てるスマートフォン(スマホ)の部品が低迷し、電子部品・デバイスも5.8%の低下となった。

ただ9月単月では自動車メーカーの新車投入効果で部品の生産が増えた。年末商戦を見据え、スマホに使う電子部品の生産も増えている。生産を抑制する原因だった在庫指数の高まりも和らいできた。

経産省の調査をもとに試算すると、10~12月期は前期比4%程度の上昇を見込む。しかし輸出や国内消費は依然力強さを欠いており、「在庫ははけても大幅な増産には向かいにくい」(シティグループ証券の村嶋帰一氏)との声も出ている。

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