2019年5月20日(月)

首相「一にも二にも経済」 NYで講演、日本投資促す

2015/9/29付
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【ニューヨーク=黒沼晋】「あらゆる政治資源を投入してやり抜く。一にも二にも三にも、私にとって最大のチャレンジは、経済、経済、経済だ」。安倍晋三首相は29日午前(日本時間同日夜)、ニューヨーク市内で講演し、「経済」を連呼してアベノミクスは第2ステージに入ると訴えた。

ブルームバーグ本社で米機関投資家ら約250人に英語でスピーチ。投資家の関心が高いコーポレートガバナンス(企業統治)が最重要課題だとしたうえで「経営者の選定プロセスの透明化、株式持ち合いの解消に向けてチェックする仕組みを新たにつくる。政府と東京証券取引所が協力し、今後も機動的に改革を進める」と語った。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)については「ポートフォリオの見直しとそれにふさわしいプロフェッショナルな組織へと改革を進める」と説明。企業統治や環境を重視する企業を投資先に選ぶ手法を導入することに触れ「グローバルな資本市場で世界最大の年金にふさわしい積極的な役割を果たす」と強調した。

50年後も人口1億人を維持する目標を掲げたと説明したうえで「出生率を引き上げるため、これまでにない大胆な子育て支援を実施する」と表明。成長戦略では環太平洋経済連携協定(TPP)に「必ず妥結させる。私の決意は揺らがない」と触れ、法人減税は「数年で20%台にまで引き下げる。国際的に遜色のない水準へと法人税改革を進める」と決意を示した。

講演後の質疑では、中国経済について「先行きを注視する必要がある。中国が経済の背景にある構造的な問題に取り組むことが重要だ」と指摘。「様々なレベルで率直な意見交換をしていきたい」とも語った。

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