2018年5月24日(木)

待機児童5年ぶり増加 受け皿拡大も追いつかず
今年4月時点

2015/9/29付
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 厚生労働省は29日、今年4月1日時点で保育所などに入れない待機児童数が、前年より1796人増えて2万3167人になったと発表した。増加したのは5年ぶり。今年4月に始まった政府の子ども・子育て支援新制度を受けて保育の受け皿自体は増えたが、保育所の申込者数も急増したことが主な要因だ。政府は2017年度中の待機児童解消を目指しているが、達成は見通せない。

 待機児童は保育所などに入りたいのに待機している子どものこと。入所をあきらめている子どもは含まない。

 認可保育所のほか幼保連携型認定こども園なども加えた保育の定員は、前年より14万6257人増えて263万人となった。一方で保育の申込者数は前年より13万1410人増えて約247万人。1年前の約5万人増から増加ペースが急激に高まり、地域によっては保育施設の供給が追いつかなかった。女性の就業率の上昇も申込者数を押し上げたとみられる。

 待機児童が100人以上増えたのは大分市や千葉県船橋市など16市区。一方、東京都大田区や広島市など10市区では100人以上減った。政令指定都市では川崎市など7市でゼロだった。東京都世田谷区は1182人で3年連続で最多だった。

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