7月の有効求人倍率1.52倍 製造業・運輸業が活発

2017/8/29 9:52
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 厚生労働省が29日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は前月より0.01ポイント高い1.52倍だった。上昇は5カ月連続。製造業や運輸業の求人が活発だった。総務省が同日発表した7月の完全失業率(同)は2.8%と6月と同じで、女性の失業率が24年2カ月ぶりの低い水準だった。景気回復と人手不足を受け、雇用環境は安定した状況が続いている。

 有効求人倍率は全国のハローワークで仕事を探す人1人当たり何件の求人があるかを示す。7月はバブル期に最も高かった1.46倍より高く、1974年2月以来43年5カ月ぶりの高水準だった。

 企業の求人に対して実際に職に就いた人の割合を示す充足率(季節調整値)は15.0%だった。インターネットを通じて企業に直接求職する例などを除くが、6~7人雇おうとして採用できたのが1人という計算だ。比較可能な2002年以降で過去最低だった。

 企業は将来の人手不足を見越して、長期で雇える正規社員の雇用を増やしている。正社員の求人倍率は1.01倍で、統計がある04年11月以来初めて1倍を上回った6月と同水準だった。正社員数は前年同月比で60万人増え、3カ月連続で非正規社員の増加を上回った。

 新たに出された求人の数を示す新規求人数(原数値)は前年同月比で3.5%増加した。業種別にみると、スマートフォンや自動車の生産が好調な製造業(10.5%増)や運輸・郵便業(9.2%増)で増加が目立った。

 完全失業率は働く意欲のある人のうち、職がなく求職活動をしている人の割合を示す。失業率を男女別にみると、男性は3.1%、女性は2.5%。女性の失業率は1993年5月以来の低水準だった。

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