バター7000トン、16年度に輸入 農水省
農林水産省は27日、2016年度にバター7000トンを輸入すると発表した。乳業団体のJミルク(東京・中央)によると16年度のバターの不足量は8200トンとなる見通し。輸入しても足りない1200トン分については当面、在庫を取り崩して対応するが追加輸入を迫られる可能性もある。
Jミルクによると16年度の生乳生産量は0.6%減の737万4千トン。バター生産量も約6万6700トンと0.7%減る。これに対し、消費量は横ばいの約7万4800トンの見込みだ。農水省は5月に追加輸入するかどうかを判断する。15年度は当初2800トンを輸入する方針だったが、昨年5月に大幅に不足すると判断し、1万トンを追加輸入した。