2019年1月16日(水)

GPIF、運用資産最高の130兆円 7~9月収益は3.6兆円

2014/11/25付
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年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が25日発表した7~9月期決算は、収益が3兆6223億円となり、運用資産額は過去最高の130兆8846億円になった。国内株の値上がりに加え、円安で外国資産の評価額が膨らんだ。10月末に公表した新しい資産構成の目安に向けて、国内株は6兆円程度の買い増し余地がありそうだ。

GPIFは国民が納めた厚生年金と国民年金の保険料を国内外の資産で運用している。運用資産額は2年前の2012年9月末に比べて23兆円増えた。GPIFは毎年4兆円ほど年金支払いのための運用資産を取り崩すが、これを上回る収益が上がり資産が増えている。

9月末の国内株の比率は17.8%と6月末から1ポイント上がり、過去最高となった。当時の運用資産の目安の上限(18%)に迫る。外国株は約1兆3000億円を買い増して上限いっぱいの17%に達した。一方、国内債は48.4%と3.5ポイント下がった。目安の下限を下回り、GPIFとして初めて国内債の比率が5割を切った。

GPIFは10月末、金利上昇を見込んで、国内債の比率を35%に下げる一方、国内外の株式をそれぞれ25%に倍増する新しい目安を発表した。国内債は新しい目安の上限(45%)を超えているとみられ、GPIFは早急に売却を進める見通しだ。

ゴールドマン・サックス証券の試算によると、新しい目安の中心値に向けた買い増しの余地は、国内株は6.5兆円、外国株が7.3兆円。足元は株高や円安で本来なら買い増しにくいが、「当面は国内債を積極的に売る必要があり、そこで得た資金を国内外の株式や外国債券に投じざるをえないだろう」(西川昌宏金融商品開発部長)という。

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