/

中国空母「遼寧」西太平洋に進出 宮古海峡を通過

防衛省発表

防衛省は25日、中国初の空母「遼寧」を中心とした艦隊が同日午前10時ごろ沖縄県の沖縄本島と宮古島の間に位置する宮古海峡を通過し、西太平洋に進出したと発表した。中国の空母による同海峡通過を確認するのは初めて。空母の太平洋進出は、中国軍の海空戦力の強化が新たな段階に入ったことを示す。

空母とともに航行したフリゲート艦から哨戒ヘリコプターが発艦し、宮古島上空の領空まで約10キロの地点まで接近し、航空自衛隊の航空機が緊急発進(スクランブル)した。

自衛隊が確認した中国の空母「遼寧」=統合幕僚監部提供

海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」と哨戒機P3Cが、宮古島北東約110キロメートルの海域を東シナ海から太平洋に向け南東進する艦隊を確認した。艦隊は公海上を航行し、領海侵入や日本の接続水域の通過はなかったという。

日本政府は外交ルートを通じ、空母の動向について関心を持って注視していることを中国側に伝えた。防衛省幹部は「引き続き注視し、周辺海空域での警戒監視に万全を期す」と述べた。

空母はクズネツォフ級の「遼寧」で、ウクライナから購入し改修した。中国海軍は遼寧を中心とする艦隊が西太平洋で訓練すると発表しており、23~24日には黄海や東シナ海で空中給油や戦術に関する訓練を実施した。

空母はミサイル駆逐艦3隻、フリーゲート艦2隻を伴って航行。海上自衛隊「とね」が24日午後4時ごろに東シナ海中部で確認していた。

中国は日本列島から沖縄、台湾、フィリピンをつなぐ防衛ラインを「第1列島線」と位置付ける。空母が第1列島線を越えたのは中国への対抗姿勢を見せるトランプ次期米政権を意識した動きとみられ、日本の南西諸島周辺での緊張も高まる可能性がある。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン