2019年2月16日(土)

加計や改憲は都議選の争点? 攻める野党、かわす自公

2017/6/25 19:28
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23日に告示された東京都議選の争点を巡り、与野党が舌戦を繰り広げている。民進、共産両党など野党は学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設を巡る問題や、憲法改正など国政の課題で安倍晋三首相を追及する姿勢を強めている。一方、自民、公明両党は築地市場の豊洲移転など、あくまでも都政を主題に有権者に訴える。

街頭で支持を訴える都議選立候補者=一部画像処理しています

街頭で支持を訴える都議選立候補者=一部画像処理しています

安倍晋三首相(自民党総裁)は24日、秋に想定される臨時国会で自民党の改憲案を提出する意向を表明した。野党はこうした発言や加計問題を題材に国政での首相批判を強めている。

民進党の蓮舫代表は25日、記者団に「国会で何も話さないのがもはや定番になってきた」と批判。野党が求める憲法53条に基づく臨時国会の召集に応じない政府・与党を念頭に「まずはいまの憲法を守ってもらいたい」と語った。

民進党など野党4党は加計問題の真相解明が必要だとして、臨時国会の召集を要求。萩生田光一官房副長官や前川喜平前文部科学次官らの国会招致を求めている。

共産党の志位和夫委員長は25日、日野市の街頭演説で「この都議選はとんでもない憲法破壊の企てに対する最初の審判となる。首相による憲法破壊から憲法9条を守り抜こう」と訴えた。

対する与党は国政の課題に、できるだけ触れない戦術だ。自民党の茂木敏充政調会長は25日、西東京市内での街頭演説で「小池百合子都知事もいいところはあるが、物事を決めるのは得意な方ではない。豊洲移転の問題は決定に8カ月かかった」と指摘。都知事批判をしたが、国政の話題には触れなかった。

公明党の山口那津男代表は「都議選で国政の課題ばかり言う人がいる。都政でいくら国政のことを語っても都議会で解決できない。まるで的外れだ」と強調した。子育てや高齢者対策など都政の課題を訴えていくべきだとの考えを示した。

与党は都議選での加計問題の争点化を回避したい考え。菅義偉官房長官は25日、JR町田駅前での街頭演説で「できるだけ丁寧に説明しながら、既得権益に戻ることは絶対に許されない、との思いで(改革に)全力で取り組んでいく」と訴えた。

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