2019年3月26日(火)

エボラ未承認薬「提供の用意」 政府方針
WHOなどに

2014/8/25付
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菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、エボラ出血熱の治療に効く可能性がある未承認薬について、世界保健機関(WHO)や医療従事者の要請があれば提供する用意があると表明した。菅氏は「日本企業に各国から照会がある。未承認薬でも緊急に求められれば一定の条件のもとで対応していきたい」と述べ、WHOや関係各国と調整に入る考えを示した。対象となる薬は富士フイルムグループの抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」だとした。

富士フイルムによると、エボラ熱に効果が期待されるインフルエンザ薬「アビガン」2万人分の在庫を保有する。今後も連続的に生産・供給する体制が整っているという。サルを使った有効性試験実施の準備も早急に進める。

エボラ熱とインフルエンザではウイルスのタイプが似ている。ドイツでの動物実験では、エボラ熱に感染したマウスにアビガンを投与したところ、生存率を高める効果があった。

エボラ熱ウイルスは現在、ヒトで効果が科学的に証明された治療薬やワクチンがない。感染が急拡大する中、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と認定。12日には治療に未承認薬を使うのは「倫理的」だと認める委員会の検討結果を発表している。

アビガンはインフルエンザ治療薬として今年3月に薬事法上の製造販売承認を受けた。

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