防衛相「敵基地攻撃も可能」 新3要件前提に

2015/5/25付
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中谷元・防衛相は24日のNHK番組で、集団的自衛権に基づく自衛隊の武力行使について、他国の領域内で敵基地を攻撃することも可能だとの見解を示した。「一般に海外派兵は禁じられている」とした上で「武力行使の新3要件に合致すれば、他国の中で(基地攻撃)することもあり得る」と述べた。

政府は安全保障関連法案で(1)日本の存立が脅かされ、国民の生命などが根底から覆される明白な危険がある(2)他に適当な手段がない(3)実力行使は必要最小限――の3要件を満たせば、日本への武力攻撃がなくても同盟国などへの攻撃に反撃できるとした。

政府はこれまで日本を攻撃しようとしている敵基地への攻撃は憲法上許されると解釈してきた。防衛相は集団的自衛権を発動する場合でも認められるとの考えを示した。

集団的自衛権に基づく敵基地攻撃の例として想定するのが北朝鮮が米国へ弾道ミサイルの発射を準備している状況だ。「同盟国の米国が壊滅的な打撃を受ければ日本の存立も脅かしかねない」(防衛省幹部)とみる。

防衛相は中東の紛争で石油の輸入停止が「半年以上も続くと国民生活に死活的な影響が発生する」と述べ、集団的自衛権に基づき中東・ホルムズ海峡などで機雷を除去できるとの考えを示した。

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