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「勉強家」で異彩の経歴 国際協力銀総裁に近藤氏

2016/6/23 23:44
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国際協力銀行(JBIC)は23日の株主総会で、渡辺博史総裁(66)の後任に社外取締役の近藤章氏(71)が就く人事を決めた。近藤氏は住友銀行(現・三井住友銀行)を振り出しにソニーの財務担当役員や保険会社の社長を務めるなど多彩な経歴を持つ。インフラ輸出の拡大に向けて実務家としての手腕が問われる。

「これから勉強したい」。同日の記者会見で近藤氏が繰り返したこの言葉が、様々な業種を渡り歩いた経歴を物語る。

住友銀ではニューヨーク勤務が長かった。話題を集めた米ゴールドマン・サックスへの出資で主導的な役割を演じ、融資だけでなく証券業務の国際展開に踏み出した。

「55歳になったら新しいことをやりたい」と異業種のソニーへの転身を決断。リーマン・ショック後に富士火災海上保険社長に転じた。全国の支店や顧客との対話を通じて不慣れな保険業で経営立て直しに奔走した。

同じ1967年に東大法学部を卒業した黒田東彦日銀総裁と親交が深い。民間銀行と財務省に進路は分かれたが卒業後も経済談議を重ねた。

経歴は多彩とはいえ、国際的な知名度の低さは否めない。中国との競争が激しさを増すインフラ輸出で実績を積み上げることができるかが早速試される。

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