看護師希望者ら滞在1年延長 政府、インドネシア人など対象
政府は24日の閣議で、経済連携協定(EPA)に基づいて日本で看護師と介護福祉士を目指す人の滞在期間を1年間延ばす措置を決定した。2012年度と13年度に入国したインドネシア人と13年度に来日したフィリピン人が対象。看護師は3年、介護福祉士は4年の在留期間中に国家試験に合格しなかった人のうち、試験の得点など一定の条件を満たせば、もう一度試験を受けられる。
EPAに基づく外国からの看護師と介護福祉士の受け入れは08年にインドネシアから始まった。日本語の習得が難しいため国家試験の合格率は看護師で約1割、介護福祉士で5割に満たない。政府は12年度以前の入国者にもこれまで2度、滞在延長を認める閣議決定をしている。