2019年1月24日(木)

貿易赤字690億円に縮小 6月、円安で輸出額増

2015/7/23付
保存
共有
印刷
その他

財務省が23日発表した6月の貿易統計速報(通関ベース)で、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は690億円の赤字(前年同月は8341億円の赤字)だった。赤字は3カ月連続だが、赤字額は5月の2172億円から縮小した。原油や液化天然ガス(LNG)の価格下落を受けて輸入額が減る一方、円安で外貨建て輸出の円換算額が膨らんだのが大きい。

同時に発表した1~6月期の貿易収支は1兆7251億円の赤字だった。半期ベースの赤字は9期連続。ただ原油安などで半期の赤字額は前年同期から約77%減り3年半ぶりの低水準だった。

6月の輸出額は6兆5057億円で、前年同月から9.5%増えた。増加は10カ月連続。米国向けを中心に自動車が16.9%伸びたのが目立つ。

6月の円相場の平均は1ドル=123円06銭と前年より約2割の円安。これが外貨建て輸出の円換算額を押し上げた。輸出数量は横ばいだった。

一方、輸入は前年同月比2.9%減の6兆5748億円と6カ月連続で減った。原油、LNGとも輸入額が37%ほど減ったのが主因だ。

地域別の貿易収支をみると対米国の黒字が5788億円と前年同月より21.2%増加。対アジア地域の黒字も3323億円と51.1%増えた。

一方、対中国の貿易収支は4118億円の赤字。自動車や同部品の輸出が10~15%減った。1~6月の貿易赤字は2兆9587億円と半期ベースで過去最大だった。

貿易収支の先行きについて財務省は「輸出の着実な回復などで赤字は縮小傾向だ」としつつ、原油価格の動向が不透明要因だと指摘している。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報