2019年1月16日(水)

日モンゴル首脳会談、資源開発・鉄道建設で覚書

2015/10/22 21:26
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【ウランバートル=福岡幸太郎】安倍晋三首相は22日、モンゴルを訪れ、首都ウランバートルでサイハンビレグ首相と会談した。資源開発や鉄道建設の協力で覚書を交わし、インフラ整備への日本企業の参加や投資拡大は戦略的な重要性があると確認。会談で安倍首相は北朝鮮による日本人拉致問題で「早期解決に向け引き続き協力を期待したい」と求めた。

覚書は協力事業として、タバン・ドルコイ炭田など天然資源の開発、モンゴルが建設を検討する東進鉄道の建設を例示。東進鉄道は国際協力銀行(JBIC)が事業可能性調査を検討する。会談で安倍首相は「採算性を真摯に調査させたい。日本企業の投資拡大には成功事例が重要だ」と指摘。サイハンビレグ首相は「事業可能性の調査を歓迎したい」と応じた。

サイハンビレグ首相は昨年大筋合意した経済連携協定の国内手続きが22日に終了したと表明。発効すれば、日本からの輸出は無税の割合が今の1%未満から即時に50%、10年間で96%に拡大、自動車などの輸出増が期待できる。輸入面で鉱物資源の輸入拡大につなげる。

首相のモンゴル訪問は2013年3月以来で、日本の首相が在任中に2度訪れたのは初めて。安倍首相は「モンゴルを重視している表れだ」と強調した。中国とロシアの間にあるモンゴルを日本は地政学的に重視しており、石炭やレアメタルなど鉱物資源の安定調達にもつなげたい考え。モンゴルも中ロと関係を維持しつつも過度な依存を避けるため、第3の隣国として日本との関係強化を進めている。

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