2017年11月19日(日)

甘利氏「記憶が曖昧」 金銭授受疑惑、辞任は否定

2016/1/21 12:17 (2016/1/21 13:44更新)
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 甘利明経済財政・再生相は21日の参院決算委員会で、同日発売の週刊文春が報じた政治とカネを巡る疑惑について「記憶が曖昧なところがある」と述べ、第三者を入れて調査する考えを示した。甘利氏は「法律に違反するようなことはしていない」と言明。自らの進退には「託された職務を全力で全うしていく」と閣僚辞任を否定した。

参院決算委で自らの週刊誌報道について答弁する甘利経財相(21日午後)

参院決算委で自らの週刊誌報道について答弁する甘利経財相(21日午後)

 記事によると、13年、千葉県の建設会社が道路建設をめぐる都市再生機構との補償交渉で甘利氏側に口利きを依頼。補償金を得た見返りに「総額1200万円」を現金や接待で甘利氏側に提供したとしている。献金の一部は甘利氏の政治資金収支報告書に記載されていないとも指摘。事実なら政治資金規正法違反の疑いがある。

 決算委では民主党の安井美沙子氏や江崎孝氏が、建設会社側が大臣室と地元事務所でそれぞれ甘利氏本人に50万円ずつ手渡したのではないかと追及。甘利氏は面会の事実を認めたうえで「何をされたのか記憶が曖昧なところがある」「今、事実関係、記憶をたどっているところだ」などと述べるにとどめた。

 公設秘書が現金を受け取ったり、接待を受けていたとされることは「私以外のことについては今回の報道で初めて知った。第三者も入れて調査する」と語った。

 野党は追及を強める構えだ。民主党の岡田克也代表は党代議士会で「首相の盟友であり、主要閣僚の1人だ。首相の任命責任は当然ある」と述べ、首相の任命責任をただす考えを示した。

 首相は決算委で「甘利氏が調査すると言っているので、そうすると確信している」と強調。公明党の山口那津男代表は党中央幹事会で「まずはしっかり説明責任を尽くすか、見ていきたい」と語った。

 菅義偉官房長官は記者会見で、2月4日にニュージーランドで開く環太平洋経済連携協定(TPP)署名式に甘利氏が出席する方向で調整していると明らかにした。スイスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への甘利氏の出席も「国会の情勢が許せば出席の方向で調整する」と述べた。

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