タクシー初乗り410円、都内で1月30日から 6.5キロ超は値上げ
国土交通省は20日、東京23区で2017年1月30日からタクシーの初乗り運賃を下げると発表した。現行2キロメートル730円を1.052キロメートル410円に変更する。約1.7キロメートルまでの短距離の運賃はいまより下がり、6.5キロメートル超の運賃は上がる。タクシーの需要が低迷するなか、短距離利用の「ちょい乗り」需要を掘り起こしたい考えだ。
23区と三鷹市、武蔵野市に適用する。初乗りの走行距離を超えると237メートルごとに80円加算。初乗り410円は上限で、380円、390円、400円の設定も可能だ。事業者が新運賃を国交省に届け出る。
東京ハイヤー・タクシー協会は20日、「訪日外国人や高齢者などの需要を開拓したい。東京のタクシー運賃は高いという国際的なイメージを払拭したい」とした。初乗り運賃下げの動きは東京のみ。名古屋や福岡は値上げの検討が進んでいる。
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