北方領土の空路初墓参、国後島の濃霧で中止

2017/6/19 20:44
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 政府は19日、北方領土の元島民らによる国後、択捉両島への初の空路墓参を中止した。国後島が濃霧で、チャーター機の運航が難しいため。ロシア側と改めて日程を交渉する。安倍晋三首相は同日の記者会見で「できるだけ早い時期に実現したい」と述べたが、ロシア側は空路墓参の継続に難色を示してきた経緯があり見通しは立っていない。

 墓参団は元島民や親族ら計70人で、政府から岸信夫外務副大臣や外務省、内閣府の担当者が同行を予定。本来は18日の訪問を計画していたが、濃霧のため予備日の19日にいったん順延した。北海道・中標津空港を朝出発し同日夜に戻ることになっていた。

 空路の墓参は4月の日ロ首脳会談で6月中の実施が決まった。政府は元島民の高齢化に配慮し航空機での往復をロシア側と交渉。日ロ協力の実績を重ね、領土交渉の前進へつなげたい狙いもあったが、思惑が外れた格好となった。

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