2019年1月23日(水)

みんな解党 渡辺氏は新党、浅尾氏ら民主合流検討

2014/11/19 21:40 (2014/11/20 1:57更新)
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みんなの党が19日に28日の解党を決めたことを受け、20人の党所属国会議員(衆院8人、参院12人)のうち山内康一国会対策委員長ら3人が、衆院選で民主党から立候補する方向で調整に入った。党の「創業者」である渡辺喜美前代表は、解党に反対した議員を中心に新党の結成を模索している。第三極の草分けとして注目を浴びた同党は、結党5年余りで四分五裂の最期を迎えた。

19日の両院総会。みんなの党の幕引きは、怒号が飛び交う混乱の中で決まった。冒頭、あいさつしようとした浅尾慶一郎代表に向け、会議室に集結した渡辺氏に近い地方議員約20人が「こんなことは許されない」と声を上げた。

「地方議員の声を聞け」「まったく民主的なやり方ではない」。渡辺氏も立ち上がり、浅尾氏らに怒声を浴びせた。結局、執行部は地方議員に退出を命じ、反対派を押し切って20分あまりで解党の決議案を採決した。

総会終了後、渡辺氏は記者団に「独裁的な手法でいきなり採決した。『みんなの党抹殺事件』だ」と強く憤った。一方、浅尾氏は目に涙をうかべ「前代表の思いは思いとして理解する。発展的な解消だ」と言葉を詰まらせた。

所属議員の行く先はばらばらだ。21日の衆院解散を控え、山内氏や中島克仁氏ら3人は解党に先立って離党届を提出し、民主党に入党する意向だ。民主党の枝野幸男幹事長は19日、記者団に「志を同じくする方がいれば、ぜひ一緒にやっていく方向で柔軟に対応したい」と合流を歓迎した。

浅尾氏には、古巣である民主党に復帰するとの見方もある。記者団には自身の身の振り方について「これから考える」と述べるにとどめた。

新党結成を探る渡辺氏は、記者団に「仲間と相談して決める」と話した。政党要件を満たすには5人の国会議員が必要。渡辺氏に近い三谷英弘衆院議員、渡辺美知太郎参院議員らとともに、解党に反対したメンバーの取り込みをはかっている。

これとは別に、前神奈川県知事の松沢成文参院議員らのグループも新党結成に意欲を示す。松沢氏は19日「同志でもう一度、第三極をつくり直す動きを模索していかなければならない」と語った。ただ、参院には衆院選の結果を見極めようと当面は無所属での活動を考える議員もおり、新党が実現するかは不透明だ。

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