2019年2月17日(日)

貿易収支4カ月ぶり赤字 5月、資源高で輸入17%増

2017/6/19 10:58
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財務省が19日発表した5月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2034億円の赤字だった。赤字は4カ月ぶり。輸出額はアジア向けをけん引役に前年同月比14.9%増えたが、輸入額も17.8%伸びた。資源価格の上昇を受けてエネルギーの輸入額が膨らんだためだ。

財務省は「5月は大型連休中に生産が止まり輸出が伸びず、赤字になる例が多い」と指摘する。ただ過去の5月の輸出額を比べると、今年は過去3番目の大きさで、世界経済の底堅さを示している。

輸出額は5兆8514億円となり、6カ月連続で前年同月を上回った。地域別に見ると、米欧やアジアなど主要地域でそろって伸びた。中国などアジア向けは16.8%増の3兆2344億円だった。世界的なスマートフォン(スマホ)需要の拡大をうけ、半導体や液晶デバイスなどが押し上げた。

米国向けは11.6%増の1兆824億円となった。自動車が12.3%伸びたが、財務省は「昨年4月の熊本地震で生産・出荷が滞った反動で前年比で伸びた面がある」としている。

輸入額は17.8%増の6兆547億円だった。原油や天然ガス、石炭などの国際価格上昇をうけ、輸入額が膨らんだ。米国からの液化石油ガス(LPG)は3倍近く増えた。米国はシェールガスに由来するLPGの生産を増やしており、石油元売り各社が調達先を分散して、中東依存度を下げ、米国からの輸入を増やしているとみられる。

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