2018年11月16日(金)

拉致調査、報告先送り 北朝鮮「まだ初期段階」

2014/9/19付
保存
共有
印刷
その他

菅義偉官房長官は19日の閣議後の記者会見で、北朝鮮が18日に北京の大使館ルートを通じて、日本人拉致被害者らの安否に関する再調査について「現時点では初期段階を超える説明はできない」と伝えてきたことを明らかにした。「夏の終わりから秋のはじめ」までとしていた初回の調査報告は先送りとなる。

菅長官は初回報告の新たな時期について「未定だ」とした。そのうえで「拉致された方について北朝鮮は全て掌握していると思う。誠意をもって対応してほしい」と強調、北朝鮮に調査状況を早急に詳しく説明するよう求める考えを示した。

7月の北朝鮮の再調査開始に合わせて実施した人的往来規制などの日本独自の制裁解除の見直しについては「全く考えていない。まだ交渉を始めたばかりだ」と述べた。菅長官によると北朝鮮は「調査は誠実に進めている。調査は全体で1年程度を目標としている」とも伝えてきた。

安倍晋三首相は19日昼、都内で講演し「最初の報告が手間取っているのは事実だ。(報告の)時期は進捗具合を見極めたい」と表明した。そのうえで「北朝鮮は誠意をもって調査し、全てを正直に回答すべきだ」と強調した。

政府は19日午後、拉致被害者の家族に北朝鮮との交渉状況について説明会を開く。

日朝両政府は5月に日本人拉致被害者らに関する再調査について合意。北朝鮮は7月、最高軍事指導機関である国防委員会が全ての機関を調査できる特別な権限を付与した特別調査委員会を発足させ、初回報告を「夏の終わりから秋のはじめ」にするとしていた。

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報