素材デフレ、輸出に打撃 鉄鋼・電子部品が低迷
[有料会員限定]
中国など新興国経済の減速が日本の輸出に影を落としている。財務省が18日発表した1月の貿易統計(通関ベース)速報では、輸出額が前年同月に比べ12.9%減、アジア向けは17.8%減となった。新興国の需要減少のあおりを受けている鉄鋼が3割減ったほか、非鉄金属も2割減となった。素材は日本の輸出総額の約25%を占めており、世界的な価格下落が輸出低迷の大きな要因になっている。
1月の輸出額は5兆3516億円...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り883文字