2019年1月21日(月)

みんなの党、解党へ 浅尾代表が意向

2014/11/19付
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みんなの党の浅尾慶一郎代表は18日、記者団に「解党はやむを得ない。党内は解党という意見の方が多いのではないか」と表明した。党内の主張に同調したもので、19日の両院議員総会で決定する。民主党との連携強化や野党再編の道を探ったが、党内で反対論が広がり、対立の解消は困難と判断した。所属議員は民主党や維新の党への合流や新党結成を探る。

衆院本会議に出席したみんなの党の浅尾代表=奥=と渡辺前代表=左(18日)

19日の両院総会は、浅尾氏ら執行部を含む党所属議員20人の過半数が、解党の決議案に賛成する見通しだ。浅尾氏は議決後に直ちに解党手続きを進めるとともに、衆院選と来年春の統一地方選の公認内定をすべて取り消す予定。2009年に自民党を離党した渡辺喜美前代表が結党したみんなの党は5年あまりで幕を閉じる方向となった。

浅尾氏は解党後について「これから考える」と語ったが、中島克仁衆院議員ら5~6人と民主党への合流を検討するとの見方が多い。一方で前神奈川県知事の松沢成文参院議員は18日、和田政宗参院議員らとともに新党を結成する可能性を記者団に示した。保守的な主張を掲げる議員が同調するとみられる。参院議員の水野賢一幹事長は当面、無所属で活動する。

みんなの党の求心力が低下し始めたのは13年の参院選以降だ。結党以来、渡辺氏と二人三脚で幹事長を務めてきた江田憲司氏が同年12月に結いの党を結党。今年3月には、渡辺氏自らが化粧品会社会長から多額の資金を借り入れていた問題が表面化し、4月に辞任に追い込まれた。

浅尾氏は安倍晋三首相と近い渡辺氏による与党協調路線から、野党共闘を重視する路線に軸足を移した。このため、渡辺氏が9月の臨時国会前に活動を再開すると同時に路線対立が激化。党運営方針が定まらないまま衆院解散・総選挙の流れとなり、浅尾氏は民主党との連携強化をめざす動きを強めていた。

これに対し、17日に松沢氏ら衆参の8議員が集まり、執行部に解党を求めていく方針で一致。18日の役員会で松沢氏が「みんなで集まって議論して決まらなければ解党すればいい。それで何の問題もないじゃないか」と切り出し、他の議員が相次ぎ同調した。怒号が飛び交う中、解党に否定的だった浅尾氏らは流れを止められず、両院議員総会の開催を決めた。

渡辺氏は18日、記者団に「有権者への裏切り行為だ。徹底して反対する」と述べた。19日の両院総会で解党案を否決するため議員らに働きかける考えも示したが、解党は不可避の情勢となっている。

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