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1月の貿易赤字6459億円 アジア向け輸出落ち込む

(更新)

財務省が18日発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、1月の輸出は前年同月比12.9%減の5兆3516億円となり、4カ月連続で前年を下回った。2009年10月以来6年3カ月ぶりの落ち込み幅で、中国などアジア向けは17.8%の大幅減。鉄鋼が3割減るなど素材の減少が大きい。輸入は燃料価格の下落で18.0%減の5兆9976億円となり、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6459億円の赤字だった。

輸出は鉄鋼が台湾向けを中心に31.3%減少。ペットボトルの原料など有機化合物も中国向けを軸に24.0%減った。中国・新興国の需要減退を背景に素材の国際市況が低迷しており、輸出額の減少につながった。

地域別にはアジア向けの落ち込みが大きく、中国向けは17.5%減。ただ2月8日からの春節(旧正月)の影響もある。中国などアジア諸国で休暇中の輸送が滞るため、日本企業は春節の2週間ほど前から輸出を手控える傾向がある。2月後半に春節があった昨年は1月の輸出が2割増だったが、今年はより早い時期に輸出が減ったため、前年同月比での落ち込み幅が大きくなった。

米欧向けも低調だった。米国向けは5.3%減と2カ月連続で減少。自動車は10%増と好調を維持したものの、ドル高が米製造業の打撃となっており、鉄鋼や自動車部品などの輸出が減った。欧州連合(EU)向けは3.6%減と5カ月ぶりに減少に転じた。

輸出は数量ベースでも9.1%減と13年2月以来の落ち込み幅で、停滞感が強まっている。

輸入額の減少は13カ月連続。液化天然ガスや原油の輸入額が減った。貿易赤字は2カ月ぶり。

1月の円相場は平均1ドル=119円台半ばと、ほぼ前年同月と同水準で推移した。これまで円安が輸出額を押し上げていたが、その効果が剥落した面がある。

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