2019年1月20日(日)

防衛省、日報問題で監察着手 南スーダンPKO

2017/3/17 19:32
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防衛省は17日、南スーダンに派遣した国連平和維持活動(PKO)部隊が作成した日報を陸上自衛隊が「廃棄した」と説明しながら保管していた問題で、特別防衛監察に着手した。稲田朋美防衛相直轄の防衛監察本部が同日、稲田氏から監察計画の承認を受けて監察を始めた。報告書の公表まで一定の時間が必要とみられ、全容解明には時間がかかるとみられる。

安倍晋三首相は17日の衆院外務委員会で「隠蔽体質があれば防衛相の責任で改善すると(稲田氏から)聞いている。再発防止を図ることで責任を果たしてもらいたい」と述べた。稲田氏は同委員会で「徹底的に事実を解明する」と強調した。

監察は日報問題に関わった可能性のある内局や統合幕僚監部、陸上幕僚監部を中心に実施する。陸自のデータ保管は岡部俊哉陸上幕僚長が報告を受け、統幕幹部が保管の事実を非公表とするよう指示した。上層部がどこまで把握していたかや非公表と判断した経緯、隠れて日報を保管していた部署がどれだけあるかなどが焦点だ。

特別防衛監察は独立した立場で防衛省や自衛隊の不祥事などをチェックするが、過去に3件の監察を終えた。ただ監察開始から報告書公表まで4カ月~1年2カ月かかっている。稲田氏は早期の監察結果とりまとめを指示したが「数カ月でまとめろというのは難しい」(防衛省関係者)。

稲田氏は監察が長引くようだと中間報告を出すことも検討している。ただこの日の衆院外務委員会では野党議員の事実関係の追及に稲田氏は「監察が始まったのでコメントは控える」と繰り返した。特別監察で問題を先送りし、事態の沈静化を図る意図も透ける。

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