2019年2月23日(土)

首相、ヨルダンに120億円の円借款 難民対策で財政支援

2015/1/18付
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【アンマン=坂口幸裕】中東歴訪中の安倍晋三首相は18日、ヨルダンの首都アンマンの王宮府でアブドラ国王と会談した。首相は隣国シリアの内戦などによる難民の受け入れを助けるため、120億円の円借款を供与すると表明。難民への物資や医療の提供などの費用として国連機関を通じた2800万ドル(約33億円)の支援も伝えた。

首相は民族対立を念頭に「今世界で起きている過激主義の流れを止めなければならない。中庸は最善という哲学を推し進めたい」と強調。過激派「イスラム国」への対応やシリア難民の受け入れなどを挙げ「ヨルダンが地域の平和と安定のために果たす役割を高く評価したい。引き続き非軍事的な分野で支援していく」と呼びかけた。

国王は「我々はテロの脅威に直面している。両国が手を携えてこの問題に取り組んでいくことでさらなる2国間の関係発展につながると確信している」と応じた。

中東和平問題では、イスラエルとパレスチナの和平交渉の停滞への懸念を共有し、対話が重要との認識で一致。首相は通常国会の焦点である安保法制の整備について「現在作業を進めているところだ。国連平和維持活動(PKO)や後方支援にも一層貢献が可能だ。平和国家としての根幹はもちろん不変だ」と説明し、国王は理解を示した。

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