首相・官房長官が都内離れる 官房副長官「常に連携」
安倍晋三首相と菅義偉官房長官が17日、そろって都内を離れた。危機管理上、首相が都内にいないときは官房長官が待機するのが原則だった。加藤勝信官房副長官は同日の記者会見でこうした場合は「官房副長官が在京し対応するよう手当てしている」と説明。「官邸の指揮態勢に隙間はない。一番大事なことは常に連携をとるということだ」と述べた。
首相と官房長官が同時に都内を離れたのは2013年7月の参院選応援以来だ。01年の愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」と米原子力潜水艦との衝突事故の際、当時の森喜朗首相は横浜市内でゴルフをし、福田康夫官房長官は前橋市内の会合に出席していたことで、対応が遅れたとの批判を浴びた。