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7月輸出額13.4%増の6兆4949億円 黒字幅は縮小

財務省が17日発表した7月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比13.4%増の6兆4949億円だった。8カ月連続で前年同月を上回った。米国向けの自動車や自動車部品が堅調に伸び、けん引役になった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4188億円の黒字。エネルギー価格上昇の影響で輸入の伸びが大きく、黒字幅は縮小した。

QUICKがまとめた民間予測の中央値は、輸出が前年同月比13.2%増、輸入が17.2%増だった。

輸出を地域別に見ると、米国や欧州連合(EU)、アジアといった主要地域でそろって増えた。米国向け輸出は11.5%増の1兆3187億円だった。大型の多目的スポーツ車(SUV)など自動車や自動車部品が伸びた。半導体製造装置や航空機用エンジンも増加に寄与した。

アジア向け輸出は14.8%増。韓国向けICのほか中国向けの液晶など、スマートフォン(スマホ)関連部品が好調だった。中国国内メーカーが生産するスマホは高機能化しており、使う部品の性能も高くなっていることが背景にある。

EU向けは8.3%増えた。ドイツ向けの自動車部品や、自動車部品を製造するための金属加工機械が伸びた。

輸入額は16.3%増の6兆761億円だった。米国からシェールガス由来の液化天然ガス(LNG)の輸入が始まったことで、LNGの輸入額が5割近く増えた。石炭はオーストラリアのサイクロンの影響で価格が上昇し、輸入額も約7割増えた。

財務省は「昨年7月と比べると為替相場は円安基調だったため、輸出入ともに円換算額が膨らんだ」としている。昨年の同じ時期は、英国のEU離脱を決めた国民投票の影響で、ドルやユーロなど主要通貨に対して円が上昇。一方、今年7月は対ドルで前年同月比で9%の円安となった。

2カ月連続で貿易黒字を確保したが、黒字額は17%減った。米国のトランプ大統領が問題視する日本の対米黒字額は9.1%増の6470億円で、2カ月ぶりに増えた。米国からの輸入は液化石油ガス(LPG)やLNGが増えた影響で13.9%増と大きく伸びたが、輸出の増加額が上回った。

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