GDPの名実逆転、17年ぶり解消 14年、幅広いモノの価格上昇
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内閣府が16日に発表した2014年の国内総生産(GDP)によると、物価の総合的な動きを示すGDPデフレーターは前年比1.6%上昇した。プラスになったのは1997年以来17年ぶりで、マイナス基調が続いていた国内物価に上昇の機運が出てきた。名目成長率が実質成長率を下回る「名実逆転」も解消した。政府が目指すデフレ脱却が一歩近づいた格好だ。
GDPデフレーターは個人消費や設備投資、輸出入など、経済活動全体...
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