2019年1月23日(水)

中国軍艦の挑発、常態化を懸念 沖縄接続水域を航行

2016/6/17 1:00
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中国海軍の情報収集艦が16日も沖縄県周辺の接続水域を航行した。中国軍艦は9日に沖縄県・尖閣諸島の接続水域を初めて航行し、15日には鹿児島県沖で12年ぶりに領海に侵入した。日本の南西諸島周辺の海域での挑発的な行動を常態化させる構えを見せており、日本政府は警戒を強めている。

防衛省によると、中国軍艦が訓練中の自衛隊などの艦船を追尾して日本の接続水域に入るのは初めて。外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は16日、東京の中国大使館の次席公使に対し、尖閣諸島周辺の接続水域での航行など一連の行動について「一方的にわが国周辺海域での行動をエスカレートさせている最近の中国軍全般の活動に懸念する」と伝えた。

今回、接続水域を航行した情報収集艦は15日にインド艦艇を追尾して領海侵入した軍艦と同一。日米印3カ国が共同訓練「マラバール」を実施している近海を航行していた。海自の大型護衛艦「ひゅうが」や米国、インドの艦艇を追尾していた。中谷元・防衛相は16日夜、防衛省内で記者団に「再三、申し入れているのに同じ艦艇が接続水域に入ったことを極めて注視している」と述べた。

中国海軍の情報収集艦は、哨戒機や艦艇がやりとりする電波や通信を傍受する能力があり、日本政府は訓練の情報収集していた可能性が高いと判断している。政府関係者は「訓練を妨害する意図もあるかもしれない」と分析している。訓練には、中国が情報収集に力を注いでいる米空母ジョン・C・ステニスも参加している。

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