2019年6月19日(水)

「大戦、深く反省」 首相、70年談話にらみ演説
国連シンポで

2015/3/16付
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安倍晋三首相は16日、都内で開いた国連創設70周年記念シンポジウムで演説し「戦後、日本は先の大戦に対する深い反省の上に、自由で民主的で人権を守り、法の支配を尊ぶ国づくりに励んだ」と強調した。首相は夏に戦後70年を迎えるにあたって新たな談話を発表する方針。演説で第2次世界大戦の深い反省を明記する意向をにじませた。

戦後70年談話をめぐっては、1995年に当時の村山富市首相が発表した戦後50年談話の表現を安倍首相がどこまで踏襲するのか、中国や韓国などが注目している。村山談話は「過去の植民地支配と侵略」に対する「痛切な反省と心からのおわび」を盛り込んでいる。

首相は談話の下地にもなる16日の演説で「反省」に言及しつつ、国連を通じた国際貢献を今後さらに加速する方針を表明した。「日本にとって国連とともに歩んだ道のりを振り返り、未来に対して決意を新たにするときになる」とも語った。

「国連に加わって60年目。2年間を具体的な行動の年と位置づける」と力説した。具体策として米国に次いで多い国連分担金による財政支援の継続や、アジアなどの紛争地域で平和構築を進める専門家育成、エイズやマラリアなどの撲滅をめざす感染症対策、核軍縮と不拡散などを挙げた。

国連安全保障理事会の改革に向けて「もはや議論に時間を割くときではない」と主張。「日本は一つ一つ実績を積み上げてきた静かな誇りを胸に常任理事国の役割を引き受ける用意がある」と意欲を示した。

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