2018年5月24日(木)

年間訪日客はや最高、9月10日時点1342万人 1900万人届く勢い

2015/9/16付
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 観光庁の田村明比古長官は16日の記者会見で、2015年の訪日客数が10日時点で1342万4000人になり、過去最高だった14年(1341万3400人)を上回ったと発表した。田村長官は通年の見通しについて「何も起こらなければ、1900万人に届く勢いだ」と述べた。政府が掲げる「20年までに年間2000万人」という目標の達成が早くも現実味を帯びてきた。

 日本政府観光局の推計では、1~8月に日本を訪れた外国人は前年同期比49%増の1287万5400人だった。8月の増加率は64%。統計を取り始めた1964年以降では東日本大震災の反動が出た2012年3~5月、重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響から回復した04年5月を除いて最大になった。

 国・地域別でみると、1位は中国の334万7000人(2.2倍)、2位は韓国の255万4100人(44%増)、3位は台湾の246万8300人(30%増)。円安で日本での滞在や買い物が割安になっていることに加え、中国の場合は日本と中国を結ぶ航空路線が拡充されたことが寄与した。従来は富裕層が中心だったが、中間層にも訪日客の裾野が広がっているという。

 上海株式市場の乱高下や天津市の爆発事故などによる影響が懸念されていたが、田村長官は「マイナスの影響が表れていることはない」と説明。今後も「大きなトレンドとして伸びていく」との見通しを示した。

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