経団連会長「景気刺激策導入を」 2期連続マイナス成長で
経団連の榊原定征会長は16日、7~9月期の国内総生産(GDP)速報値が年率換算で0.8%減となったことについて「2期連続のマイナスは重く受け止めなければならない。景気浮揚策が一番の課題で、なんらかの刺激策を導入する必要がある」と述べ、補正予算の編成を含め政府の政策対応を求めた。都内で記者団に語った。
榊原氏は「在庫処理が大きく影響した点を考えれば、それほど悲観する数字ではない」と指摘しながらも、設備投資が減っている現状に懸念を示した。計画額と実行額に乖離(かいり)があると強調した。