関電、値上げ幅圧縮へ 8.36%に
政府は15日午前、物価問題に関する関係閣僚会議を開き、関西電力が平均10.23%で申請していた家庭向け電気料金の再値上げ幅を平均8.36%にする査定案を了承した。関電は6月1日から値上げを実施する意向だ。6~9月までの4カ月間は上げ幅を4.62%に抑える。
宮沢洋一経済産業相が関電に値上げ幅の修正を指示し、関電の再申請を受けて認可する。関電は2013年春に家庭向け料金を9.75%値上げしており、関西圏の経済への影響が懸念される。
関電は国の認可が必要ない企業向けなどの大口向け料金は既に4月から13.93%値上げしている。これを11.50%に圧縮し、6~9月までは6.39%まで抑える見通しという。
関電は再値上げ幅の圧縮で、石油や液化天然ガス(LNG)の調達コストなどを下げる。原発が再稼働すれば、速やかに値下げする方針だ。
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