総人口1億2693万人、6年連続減 少子高齢化が加速
2016年10月1日時点
総務省が14日発表した2016年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は15年に比べて16万2千人少ない1億2693万3千人となった。6年連続の減少で、00年以来16年ぶりの1億2700万人割れとなった。出生児より死亡者が多い「自然減」は、現行の推計を始めた1951年以降、過去最多の29万6千人となった。65歳以上の高齢者人口が全体に占める割合は上昇が続き、初めて27%を超えた。少子高齢化がさらに加速していることが浮き彫りとなった。
都道府県別に見ると、東京都など7都県で15年から人口が増加した一方、40道府県では減少。秋田県、青森県で1%を超える減少となった。都市部と地方で人口の流出入の格差が広がり続けている。16年4月の熊本地震の影響で熊本県の減少率が0.67%と、15年の減少率(0.47%)から拡大。全国で最も減少幅の拡大が大きかった。
一方、総人口に占める15~64歳の生産年齢人口の割合は60.3%となり、51年以来の低水準にまで落ち込んだ。