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原発発電コスト、最安は維持 経産省報告書

経済産業省の有識者による作業部会は11日、2030年時点の各電源ごとの発電コストを再検証した報告書をまとめた。原子力の発電コストは1キロワット時当たり10.3円以上と、4月に示した原案より0.2円上昇した。最新の発電電力量の見通しを踏まえた措置。ただ火力発電や再生可能エネルギーなど他の電源と比べ、最も安い水準は維持すると試算している。

総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の作業部会がまとめた。原発の発電コストは運転維持や安全対策などにかかる費用を積み上げて算出した。東京電力福島第1原発事故を受け、各電力会社が追加の安全対策を実施しているため、11年の前回試算(同8.9円以上)より上昇すると見込んだ。

4月に示した原案(同10.1円以上)からは上昇したが、他の電源と比べると最も安い試算になった。原発事故の費用が膨らめばコストが上振れする可能性もあるため、前回と同様に下限だけを示す試算にした。与党との調整などを踏まえ、最終決定する見通しだ。

他の電源では、再生エネルギーのうち大規模太陽光(メガソーラー)が12.7~15.6円、陸上風力が13.6~21.5円とした。火力発電は石炭火力が12.9円、液化天然ガス(LNG)火力を13.4円とした。

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