/

首相厚遇、異例づくし ハグと握手19秒、大統領機同乗…

【パームビーチ=地曳航也】トランプ米大統領は安倍晋三首相を異例の厚遇で迎えた。ホワイトハウスでの正式な首脳会談は予定より短時間で切り上げて昼食会で歓迎。共同記者会見では「とても気が合う」と蜜月ぶりをアピールした。入国制限問題などで世界から冷たい視線を浴びる中、早期の会談を求めてきた首相を手厚くもてなした。

10日昼、ホワイトハウスで出迎えたトランプ氏は首相の肩を抱いて昨年11月以来の再会を喜んだ。「車寄せで握手するつもりだったが、思わずハグしてしまうほど親しみを感じている」と首脳会談で首相に明かした。

トランプ氏は潔癖症で知られ、握手は珍しいが、会談前の写真撮影の際には記者団の求めに応じて19秒にわたって固い握手をかわした。この映像はネットで拡散。ワシントン・ポストは「ぎこちない」と評した。

ホワイトハウスからアンドルーズ空軍基地に向かうヘリの機中で記念撮影するトランプ米大統領(左)と安倍首相(トランプ氏のツイッターより)

トランプ氏の別荘があるフロリダ州パームビーチまでは大統領専用機「エアフォースワン」に席を用意した。専用機に外国首脳が同乗するのは異例だ。ホワイトハウスから専用機が出発するアンドルーズ空軍基地へも大統領専用ヘリ「マリーンワン」に同乗した。

トランプ氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」に着くと、早速、メラニア夫人と夕食会で首相夫妻をもてなした。友人で今年の米プロフットボールNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」を制したペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフト氏も同席し、ろうそくがともる屋外の中庭の円卓で約2時間親睦。トランプ氏は首相夫妻を「素敵なカップルだ」とツイッターで評した。

「私の腕前は大統領にかなわないと思う」。こう語る首相と一緒に回る11日のゴルフは蜜月を印象づける格好の機会になる。ワシントン・ポストは首相が昨年11月にもトランプ氏を訪ねていることから「ビリオネア(億万長者)にお世辞を使っている」と皮肉った。

日米首脳の蜜月では中曽根康弘首相とレーガン大統領が知られるが、最初の会談でレーガン氏は牛肉・オレンジの自由化を突きつけた。「信頼を深め、いざというときにノーと言えるようにする」(首相周辺)関係が作れるか。フロリダ会談次第ではトランプ流もてなしは高くつくことになる。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン