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高浜原発の安全対策、年明けに完了 防潮堤、詳細固まらず

関西電力は10日、高浜原子力発電所3、4号機(福井県)を報道陣に公開した。原子力規制委員会の指摘に沿い、約1千億円を投じて地震や火災、津波や竜巻を防ぐ対策を施し、来春にも再稼働をめざす。対策の要になる防潮堤のかさ上げ工事の詳細設計が固まらず、全ての安全対策を終えるのは年明けになる。

関電は2014年3月期まで3期連続の最終赤字で、再稼働は収支改善の頼みの綱だ。いつ再稼働できるかは、電気料金の再値上げの判断にも影響を及ぼす。関電幹部は「できるだけ工期を前倒ししたい」と話す。

だが建設業の人手不足で工事が思うようにはかどらないといった事情もある。原子力規制委員会に再稼働に必要な書類を提出したとはいえ、地元自治体の同意を得る作業なども残っている。

具体的な安全対策としては、原子炉建屋のすぐ近くには放水砲と、ポンプを積んだトラックを配置した。放水砲から出る水は高さ70メートルまで達し、格納容器が破損した場合に放射性物質が外に流れ出ないように大量の水でふたをする役割を担う。

むき出しだった海水をくみ上げるポンプの周りを鋼板で囲い、上面を丈夫な金網で覆った。最大瞬間風速100メートルの竜巻が襲っても耐えられる仕様に改めた。非常用発電機の吸排気口は津波が来ても機能するよう従来より10メートル程度高くした。

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