「SDGs」知って 外務省、PR動画にピコ太郎さん
外務省が、国連の定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)の知名度向上に取り組んでいる。タレントのピコ太郎さんが登場するPR動画を公開したほか、吉本興業とも協力してお笑い芸人のロゴを売り出すなど工夫を凝らす。国連は今月中旬に各国がSDGsの取り組み状況を報告する会議をニューヨークで開き、岸田文雄外相も出席を検討している。
SDGsは貧富の格差や気候変動など国際社会が解決すべき課題を掲げた目標で、2015年の国連サミットで採択された。政府は昨年末に実施指針をまとめたが、認知度が課題だった。動画では「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」のリズムに合わせてピコ太郎さんが替え歌を披露。「ユーチューブ」で公開を始めた。
岸田氏は4日の講演で、アベノミクスの「負の側面」として格差問題に取り組む必要性などに言及。国連でSDGsについて発信し「ポスト安倍」候補の一人として経済政策で独自色を打ち出す機会としたい考えだ。